愛するややこし芸人キンコン西野さん【革命のファンファーレ】西野亮廣

物議を醸すひと、西野亮廣さん。
何か発信するたびに、それにグサリとやられた人たちから反論・批判の嵐を浴びる人。

キングコングというお笑いコンビながら、お笑いの人というより、なんかもうとにかくニュースになってる人。

なんでそんなにニュースになっちゃうのか。
そりゃ、言う事言う事いちいちが、誰かをグサリとやり、カーっとさせちゃうから。笑 ついこの前も、【慶應生の人気就職先ランキング1位が『銀行』って正気?】というこの記事で、慶応卒銀行員から、批判をあびてた。

うちは美容サロンだから、ネイリスト希望の子が面接に来たら、ネイリストという職業は10年後にはなくなるよ。世界一になるか、機械に代わられるかだよ。そうじゃなければ別の道に行った方がいいよ と言う。そうすると、えぇ!?と引かれる。それを西野さんは世界に向かって発信する。それも「あり得ない、バカじゃない?」みたいな言い方で。そりゃカチンとこさせる 笑

何でこんなに、ヒトの心をグサッとさせたり、カチンとこさせたり、そして、カルト的に西野いいぞー!って言わせることができるんだろう。

西野さんは、とにかく、問(とい)を立てる人

いちいち、問(とい)を立てる。
人が、何も考えてないこと、当たり前すぎて、当たり前と気づいてさえいないこと。

例えば、
お金とは何か

哲学者じゃないんだから、そんなことにイチイチひっかかって考え込む人はあまりいない。そして、西野さんの特徴もう一つ。

とにかく、行動により答えを考える人

問(とい)を立て、自らの行動により答えを考える人

お金とは何か
お金とは信用を数値化したものだ
じゃ信用ってなんだ
ウソをつかないことだ
じゃどうすればウソをつかないのか
ウソをつかないといけない環境に身をおくからだ

とか。
お金って何だろう。
と、問(とい)が立った時に、単に頭に中でぐるぐると考えず続けるだけじゃなくて、自分が動くことで答えを探る。お客さん、消費者の真横で自分で直接話しかけ、なんて反応をするのかを見て修正修正修正。一次情報に常に触れているから、自ら常にマーケティングをしている。だから、問(とい)の答えにも、信念が生まれる。

信念があるからこそ、そうじゃない考え方や、自分がさいしょーのころに考えてた通り過ぎた考えをしている人を、バカだなぁーまだそんなこと言ってんの?となって、炎上言葉で挑発しちゃうんだろうなー。

私が面白かったのは、
信用通帳を作っている。というところ。
自分の信用値をつけていて、今自分の信用はどのくらいか、今月はあとどのくらい信用を使えるかとかを考えながら動いている
ということ。
オモロイひとだよねー ホントに。

お金とは信用だ!信用を数値化したのがお金だ! ってところまで考えたとしても
よし、じゃ信用値はどれだけなのかつけていこう!と動く人いないよね。問(とい)と、行動が直結。

本の紹介というより、西野さん分析みたくなってしまった。

西野さんの本は、今、脳みそダダ洩れ系だから、ガッツリ構成系で本をだせば、全く同じ内容でも別の層(それこそ慶応銀行員とか)も本を手に取って買ってくれるんじゃないかと思う。

脳みそダダ洩れ系とかは私が勝手に名付けて分類してるんだけど、頭キレる人、着想が激しい人とかの本は、考えていることがあふれまくってる。その溢れたのをそのまま文章にしたのが 脳みそダダ洩れ系。
で、一方、その溢れた文章を、誰か知らんけどガッツリ構成しなおして、まとめたのがガッツリ構成系。

堀江貴文さんの本も両方あって、
最近の、多動力 (NewsPicks Book) はガッツリ構成系
だけど、99%の会社はいらない (ベスト新書) とか、大体の本は 脳みそダダ洩れ系

1つの内容でも、例えば孫さんと一緒に仕事をしていた 三木雄信さんの本
孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術 はガッツリ構成系
孫正義社長に学んだ「10倍速」目標達成術 (PHPビジネス新書) は脳みそダダ洩れ系

どちらがいいとか悪いとかじゃなくて、
脳みそダダ洩れ系は、背景とか、その人の考えとか、人柄とか分かるから、人間としての魅力を感じながら読み進められる。
一方、ガッツリ構成系は、フレームワークとして整理されてまとめられているから、「具体例→抽象化→自分のことに当てはめる」という「具体例→抽象化」の部分を無くせる。

全く同じ内容でも、別のターゲットとか、別の影響を与えることができるから、西野さんの本も、ガッツリ構成系でも出してほしいな。

本の紹介はないんかーい って感じですが、面白かったです。
普段、せまーい世界で生きてるかも。自分の会社の人以外とはほとんどしゃべってないかも とかいう方はゼヒ。

 

 

 

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