【多眼思考】ちきりん
Chikirinの日記で有名なちきりんさんのtwitterの一部を抜粋した本。
ちきりんさんの思考が感じられる。
ちきりんは社会で「普通」「当たり前」としてとらえている様々なことに対して、それって本当にそうなの?を投げかける人。
例えば
少なくとも、大企業に行ける人は、大企業なんか行ってる場合じゃない (p43)
私が「クビになってもたいした問題じゃない」と言うと、「クビになったら食べていけない」とかいう反応を返してくる人もいるけど、1社クビになったくらいで「食べていけなくなる」ような人を雇ってる企業は大変だなと同情する。 (p66)
とか。
大企業で働くということは良いことなのか。
働くとはどういうことなのか。
生きていくうえで、何が大事なのか。
ニュースで言われていることは正しいのか。
少子化って何が問題なのか。
というような、日ごろ「思考停止」して、何も疑問を持たずに受け入れていることに対して、
それって本当にそうなの?と投げかけてくれている。
ちきりんが言ってる事が、正しいのか正しくないのか、そんなことはどうでも良くって、あぁなるほどそういう考え方もあるのね。と、多様な考えを理解する。
そして、自分の頭でしっかり考えよう と言うメッセージがちりばめられてる。
「AかBならAだ」とちきりんが言ったら「Aとも言えるがBとも言える!!」と言うのではなく「Aだ」とか「Bだ」とか「いやCだ」とか、ちゃんと自分の考えを持てる人になりたいものです。その為に、シャワーの様にホリエモンやちきりんの様な「当たり前を当たり前と思わない」人の言葉を浴びる事はとても有用だと思います。