「何で会社は!」と言わない【できる人の仕事のしかた】間違った仲間意識を捨てる
私は新入社員のころから10年目くらいまでかな、愚痴ばっかり言ってた。愚痴というか、会社や上司の批判ね。自分が全然仕事できないくせに、小さい小さい視野でしか見れてないくせに、「何で会社はこうなんだろうね!」とか、「なんで〇〇さんは!!」みたいなことを言ってた。
この本【できる人の仕事のしかた】は、できる人であるルールが108個書いてある。これは日本社会ではちょっと というのももちろんあるんだけど、多くは、ほぅほぅと思う。
その中の一つ
「ルール10 間違った仲間意識を捨てる」
多くの人は、自分たち社員が「私たち」、敵である経営陣は「彼ら」という考え方で、愚痴を言っている。
そんな時、愚痴を言ってる人を批判するのも悪目立ちする。だから、悪目立ちしないために、
同僚の愚痴にはうなずきながら同意し、しかし自分は絶対に愚痴を言わない。
愚痴を、聞くどころか自分の口で言いまくってた若かりし私に言ってやりたい。明らかに、「私」「私たち」の視点しかもっていなかった。
「私たち」と「彼ら」の両方の視点を持つ。そして、「彼ら」の考えを理解する。
愚痴を言わず、「でははどうしたら良いのか」を考える。立場がどうなっても、同じなのは、完璧な状況などないということ。限りある資源で足りないものだらけな中でどうやって最高のパフォーマンスをあげるか。それを考える。そして手を抜かずに実行する。
「私」は、「私たち」も「彼ら」もいる会社の一部。会社の一部なのに「なんで会社は!」とか、まるで会社の外の人かのような言い方をしない。人間的にも能力的にも腹が立つ上司もいるだろう。でも、限られた資源の中でどうやったら自分は良いパフォーマンスができるのか、そこに焦点をあてる。