魔法使いになりたいワタシ。

小学生のころ、私はずっと魔法使いになりたかった。

結構本気で夢見ていて、魔法が使えたらこんなことをする、あんなことをする。そんなことばかりを考えていた。

オシャレに全く興味がなかったから、髪がいつも跳ねてて、アニメの魔法使いサリーちゃんに似てる(髪が跳ねてるという点のみ)と言われて密かに喜んでた。

なんで私はあんなに魔法使いになりたかったんだろう。しかも、過去形ではなくて、今でも魔法使いになりたいと思ってる。

なんで、ワタシは、魔法使いになりたいんだろう。

私にとっての魔法使いは、なんの制限もない。という象徴なのかもしれない。

お金がないから無理、技術がないから無理、能力がないから無理。場所がないから無理。
そんな色んな 無理 を杖ひとつで消し去る。なんでもできる 魔法。

何かの制限で、選ぶことができない。
選ぼうという気持ちすら持てない。
そんな、選べない不自由さ。それがたまらなく嫌だ。

私は選びたい。

選ぶことができる経済力をつけ、
選ぶことができる能力をつけ、
選ぶことができる技術を身につけたい。

何かで諦めたり、悩んだり、不安に思ったり、辛い思いをしたくない。
私はこれを選ぶ。これが良いと自分で思い、自分で選ぶことができる。

そんな、選択の自由をもった人でありたい。

どんなことでも選ぶことができる。選択の自由を持っている。そう思えたら、私は魔法使いになったと思えるかもしれない。

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