本を読む ということ。
ビジネス書、自己啓発書、ハウツー本など、小説ではない本を読むとき、あなたはどんな風に読んでいるだろうか。
そもそも、その本を読もうと思ったのは何故だろうか。
会社で読めと言われたから。すごく売れてると聞いたから。何か自分を変えようと思ったから。など、様々な理由があってその本を手に取ったんだろう。また、ビジネス書を読めるようになりたい!と思いつつ、なかなか読む気になれない。読んでも最後まで読み切れないという人もいるだろう。
小説は、物語の中に入り込み、非日常の世界(妄想?)の中にどっぷりはまり込むことが楽しいので、1ページ目から、じっくりとページを読み進める。本を読んでいる間は、今目の前にある現実から遠く離れた世界にいける。それは、映画を見たり、USJで遊んだりするのと同じ。
でも、ビジネス書などは別。
何かしら、著者が言いたいことがあって、それを読み取る。
それが一般的な本の読み方かもしれない。
学校のテストでは、本を読むときは、「著者は何が言いたいのか」ということを読み取るのが何より大事で、私はこう思うとかはどうでもいい。でも、実際生きていると、著者は何が言いたいのか ということを完璧に読み取っても、それだけではあまり意味がない。そんなことより、自分が知りたいことを知る、自分がその本から得たいものを得る。得たことによって、何か行動をする。ということが大事。
だから、「著者は何が言いたいのか」ということは、正直、どうでもいい。
なので、私のブログを読んだとき、その本を自分も読んでみると、まったく違う感想になることも多いと思うし、そんなこと著者が言いたいことじゃないじゃん!と思われる方も多いと思う。そうなの。別に、著者はこれがいいたいのだ ということをブログに書いてるわけじゃないから。著者が言いたいことを間違って解釈してても別にいいんです。
自分が、何を気づき、何を得て、それによってどう行動を変えるかが大事だから。
じゃ、どうやって本を読むのか。
〇〇について知りたい。
〇〇についてのヒントが欲しい。
〇〇したいんだけど、どういう考え方があるのか知りたい。
などなど、その本に対しての、何かしらの自分の質問があって、その解を知るためにその本を読む。
というか、そのように読むように自分を訓練してる。
もちろん、著者は一体何が言いたいんだろう という事を軸に読むことも多いし、それで、へぇーって思うことも多々ある。そういう読み方ももちろんあるんだけど、「私がこの本で知りたい〇〇の答えを教えて」という読み方で読むと、脳が勝手に探してくれるので、とっても早く読める。
そもそも、本を端から端まできっちり読む必要はない。
1ページ目から読む必要もない。
本1冊を100%読んで、年間12冊読むより、本1冊50%読んで、年間24冊読むほうが、多くの考えに触れることができる。
表紙を見る。著者の紹介を読む。目次を見て、本の構成を読み取る。
目次は著者の意思が強く反映されている。その著者の意思を感じながら、どういうことを言っているのかを感じながら、自分が知りたいことの答えが書いてありそうなところを読む。
そして、得た答えをしっかりと自分の腹に落とし込み、行動を変える。
そんな感じ。
端から端まで読まなくてよい と言われるだけでも、ちょっと楽にならないだろうか。
せっかく買ったのにもったいない!
って?
自分に役立たないことを、端から端まで読むために費やす時間、そっちのほうがもったいない。
じゃんじゃん 本を読もう。