【99%の会社はいらない】 堀江貴文

相変わらずホリエモンの本は面白い。
パラダイムシフトを起こすことが多いために、ぬるま湯に浸かってぬくぬくしてると、自分が否定されてる気がして拒否反応を起こす人も多いだろう。だから、ホリエモンの本を読むときは、まず、思考を広げるイメージをしっかりしてから読むと良い。

会社員をしていると、愚痴を言いながら働いている人が多いことにウンザリする。
私は、今は、経営層で働いているし、入社時から経営者と一番コミュニケーション量が多かったから、会社に対して愚痴を言う というスタートラインがない。会社=自分 だから、不満があるなら自分で変えるしかないからだ。
以前の職場や、友達の話を聞いてると、「会社が」「上司が」「取引先が」「お客様が」と、愚痴を言い、ストレスをためてる人が大勢いる。愚痴を言ってる人って、遠くから見てると、顔が歪んでるから笑っててもすぐわかる。もちろん、私もその中にいたときはタップリ愚痴を言っていた。

ホリエモンは、そんな、「会社が」「上司が」「取引先が」「お客様が」と、愚痴を言い、ストレスをためてる人に、そんな会社辞めちゃえば? と、なんともストレートな投げかけをしている。
日ごろの発言からも、とにかく起業をけしかけている。

そもそも、起業=リスクが高い。会社員でいること=安泰。という時代ではなくなった。
会社員の給料は上がらず、いつ解雇されるか会社がなくなるかわからない。人工知能や技術の発達により、今している仕事がなくなることがある。そんな時代に、他人に縛られる、他人の時間を生きるという「会社員」であることが果たして良いのか。

そんな時、難しいことを考えて、起業に二の足を踏むのではなく、まず、遊ぼう!というのがホリエモンの面白いところ。起業のネタは、あちこちに転がりまくってるというのだ。
今や、生活コストはどんどん下がっているため、お金がなくても生きていけるようになる。そうなったとき、遊びの達人が10年後の仕事を作るというのだ。例えばドローン。目新しいドローンに飛びつき、週末のたびにドローンで遊んでたとする。10年後、ドローンを操縦する人が、スペシャリストとして活躍するかもしれない。
そのためには、毎日続けること、トコトンはまることが大切。

また、面白い話として【セカンドペンギン】の話がある。

群れの先頭を切って飛び込む勇気と行動力があるペンギンが、ファーストペンギン。ファーストペンギンは、誰もいない餌場に一番にたどり着くことができる。逆に、安全を求めて出遅れたペンギンは餌にありつけるかどうかわからない。
追随するセカンドペンギンと違い、ファーストペンギンは、一歩間違えば狂ってると思われがち。餌にありつけるかもしれないが、真っ先にシャチに食われるかもしれない一か八か。だけど、このファーストペンギンが飛び込むと、セカンドペンギン、サードペンギンが続いて飛び込むようになる。イノベーションを起こすためには、このセカンドペンギンが大事ということ。周りに革新的なことをする人がいたら、応援する、そうするとイノベーションは起きる。というもの。

これを読むと、勇気がわく。
だって、ファーストペンギンになる着想は自分にはないかもしれないけど、セカンドペンギンにはなれる。
真似したら良いだけだから。
どの業界でも、ほかの会社の真似ばっかりしてる会社があるけど、それでも立派に会社経営してるんだから素晴らしい。

そして、ホリエモンが力を込めて言ってるのは、とにかく行動すること。
なんでも、結局最後は運。とにかく、すぐ始める。失敗を恐れない。動き続けることで違う選択ができる。

昨日までの選択の結果が自分を作っている。人生は思う通りにしかならない。
文句を言い、愚痴で顔をゆがめてるなら、自分で、1円でも稼ぐ行動をしてみよう。

よく読まれている記事

  • Comments ( 1 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. by midori

    こんにちは。「トミナオの本棚」拝見しました!相変わらずたくさん読まれていすね!
    ホリエモンの本は私も好きです。ズバッと言ってくれて気持ちに迷いがあるときは背中を押してくれます。
    この本も読んでみます。

*

よく読まれている記事

  • ピックアップ
  • Category