スタッフに指導をするときは、まず本人が大切にしている思いを聞く
別の支店のスタッフから「Aさんの言い方がキツすぎる」と報告をもらい、即、Aさんと面談。
理念のキーワードの紙を見せて、3つ選んでと言うと
「責任感、正直、安らぎ」と。
安らぎ!?!? と思いつつ、1つずつなんでそう思うのか聞いていくと、「安らぎ」の部分で、「自分は責任感が強すぎて、ついついキツイ言い方になってしまうことがある。でもそれは嫌なんです。ギスギスした雰囲気になりたくない」とのこと。
Aさんは責任感がめちゃめちゃあるのはよく分かる。それは、Aさんのめちゃめちゃ良い所で、だからこそとってもAさんを頼りにしてる。
で、責任感は、意識しなくても勝手に出てくるし、責任感持たなくていいよと言っても持っちゃうでしょ。それから来る正直さもそう。
だからその2つは気にかけなくてもいい。安らぎは今の100倍意識しよっか。と話し、二人で爆笑。
「キツくならない様にしたいと思うんだけど、どうやって実行したら良いのか分からない」 と頭を悩ませてるので、色々具体的にインプット。
例えば
・LINEで最初に「お疲れ様です」と入れる代わりに「〇〇さん、いつもありがとうございます」と入れてみよう。
・LINEの文章、テキスト打ち終わってからでもいいから、絵文字をちりばめる。
・この前社長が作ってくれた、「本社スタッフの仕事」を心を込めて唱和する。頭で理解するのではなく、心の底からそうだと思えるように。
・内容そのものは相手が悪いから謝りたくないとき、クッションとしての謝りかた
「こちらも早く気付けば良かったですね。ごめんなさいね。」
「分かりにくい説明でしたね。ごめんなさい。」
「不安な思いをさせてしまって、申し訳ないです。」
などなど。
「ほー!すぐしてみます!」と実行してました。
すると、即、LINEの文面にも変化あり、相手からも「丁寧にありがとうございます!!」と返事。良かった。
以前なら、そういう言い方したら相手が気分悪いよ とか指導してたのが、今は、願望を聞いて、願望をかなえるにはこんな方法あるよ と言ってるだけで、すっごく相手に入る感じがします。
聞く耳を持つ。
聞く耳がないと、聞かない。
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