【花の鎖】 湊かなえ

電車の中で、入りこみ没頭して読みあさる。

商店街という変わらない場所があり、変わらず愛され続ける店がある。
同じように、いつの時も変わらずある 花たち。
個性的で特段魅力的な人は出てこないけれど、容姿や表情が思い浮かぶ登場人物たち。場所や花とは違い、人間だけが変わっていくのだけれど、決してブツ切りになって存在してる訳ではない。

場面設定がクルクル変わるけれど、一気に読めるので混乱することもなく最後まで読めました。そして、湊かなえといえば、ちょっと黒い部分が多く、読んでて暗い気持ちになることも多々ある。だけどこの本は、悲しい所はアチコチあれど、サラッとしているから決して黒くはない。

読んでてドンヨリしない湊かなえ。という感じでしょうか。

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