【女の運命は髪で変わる】 佐藤友美

私にとって髪はどうでも良い存在だった。ずっと。
髪がはねてても気にしないし、自分に似合う髪型なんてないと思ってた。長いキレイな髪の人を見ては、うらやましいなぁと思って伸ばしてみても、やっぱり似合わないと思ってまたバッサリ切る。その繰り返し。

なんでそんなだったかと言うと、もともと髪質がきれいな訳でもなかったうえに、母親が全くおしゃれな人ではなかったから誰にも教えてもらえず知識がなかったから。だから、自分にとって「キレイな髪」というのは、目指すものですらなく、とにかく自分とは無関係の違う世界のもの くらいに思ってた。だから、今の会社に入るまでは、夜寝る前に髪を乾かさずに頭にタオルを巻いたまま寝てた。それくらい、髪に対して気を使っていなかった。

でも違う。そんな私でも変われた。

今の会社は美容関係で、ヘアスタイリストもいるから色々教えてくれる。
そもそも私の場合は、乾かさずに寝てるんですか!!!!それはダメすぎる というところからの指導だったから、生徒としては先生の期待値のはるか下。今までは美容院で何かアドバイスをもらっても、自分には無関係の話だと思ってたから聞く耳がなかった。でも今は、真剣に言ってくれるスタッフがいるから、じゃまぁ言われるようにやってみようか と思って、まず、夜はちゃんと乾かしてから寝る。そして、次にしたのは、シャンプーとトリートメントを美容サロン専売品に変更。(それまでは薬局で安いのを使ってた)白髪染めは薬局で買ったのを自宅でするのをやめて、サロンでちゃんとする。そして、ドライヤーを、水分をとばさず使えば使うほど髪がうるおうドライヤーに変更。さらに、同じ使えば使うほど潤うストレートヘアアイロンを購入。

そんな風に少しずつ変更して、変わりました。だから、誰でも、変われます。
そんな実感がある中で読んだこの本

15年間ファッション雑誌の撮影のディレクションをし、4万人もの撮影をしたヘアライター。
あなたの印象を決めるのは、髪だ と言い切ってる。キレイになりたいなら、まず最初に手を付けるのは髪だ とのこと。
女性の顔が100点満点なら、50点が顔のパーツや肌。もう50点が髪 ですって。
だから、ブス(顔が悪い)で、顔が30点でも髪が50点なら80点になるんです。美人で顔が50点でも何も手をかけていない0点の髪なら50点なんです。それくらい髪は大事。

そしてこの時に一番気になるのが、自分に似合う髪型がない と思っていること。
著者が言うには、

似合う髪より、なりたい髪

似合う髪は実は100通りあるとのこと。1つじゃない。
でも、すべきなのは、似合う髪型ではない。それよりも、自分のなりたい理想になることが大事。「こんな風に見られたい」「こんな性格に思われたい」そっちの方がずっと重要だというのです。これは、目からうろこ。
確かに、
カワイイ、優しい、若い、女らしい、上品  に見られたい人 と
大人っぽい、しっかりしている、信頼できる、シャープ に見られたい人
では、同じショートカットでも全然違う髪型ですね。

なので、自分がどうなりたい(人からどう見られたい)のか、というのを考えて、そのイメージを美容師さんに伝えるのが大事とのこと。今まで私は「似合う髪型にして」と言ってたのは大間違いだったんだな と気づかされました。

他にも多くの気づきがある本です。
特に40歳を超えた方、髪で10歳ふけることも10歳若返ることもできます。身近にいるお洒落な友達や美容師さんに相談して、髪のメンテナンスをしっかりしましょう

よく読まれている記事

よく読まれている記事

  • ピックアップ
  • Category