【教える技術】【教える技術2チームリーダー編】 石田淳
人に何かを教えるとき、あの手この手で散々試行錯誤してみても、なかなかうまくいかないことがありますよね。そこで、うーん 人間って難しい、とか、タイプの違う子にどうやって教えたら良いのか分からない。とか、あいつはやる気がないからダメなんだ!!プンプン!とか、色々ありますよね。
すっごく優秀な成績をおさめてた人でも、リーダーになった時に、部下を育てられないことがある。それはなぜか。
それは、ひとえに、「教え方を知らないから」。
では、正しい教えて方って何なの?というのが、この本の内容です。
私が読んだのは、
この漫画版だったので、すっごく読みやすく理解しやすかったです。
例えば
・すべてのビジネスは行動の集積
・注目すべきは結果より行動である。
・教えるとは、相手から望ましい行動を引き出す行為
例:会議の場所を教える→会議の場所までたどり着く
パターン1 望ましい行動を身につけていない人
→望ましい行動をできるようにする
会議の場所を知らないなら、会議の場所を教えてやる
パターン2 間違った行動をしている人
→望ましい行動へと変える
別の場所に行ってしまったなら正しい場所を教えてやる
・教える内容を「知識」と「技術」に分ける
知識・・聞かれたら答えられること
1問1答式のテストでチェックする
技術・・やろうとすればできること
トレーニングが必要
実際してもらうテストでチェックをする
・成果を出している人は成果の出る行動をしている
できる社員の行動を書き出す→チェックリストにする
特に重要なポイントにマークをしておく
チェックリストの際に、10個のうち、重要ポイントの3つを外したらアウトとか、あらかじめ評価の方法を決めておく
というようなものです。
上記はかなり抜粋していますが、実際はマンガであらかたのあらすじが分かり、その内容をかみ砕いて丁寧に説明されているので、非常に理解しやすい。
そして、この本で散々、教えるとは、具体的な行動を伝えないとだめって書かれているように、この本も、教えるための具体的な行動が山盛りです。
今、部下がいないから必要ない、自分ひとりでしか仕事しないから必要ない と思ってる人も。自治会で班長になったときにご近所さんたちにどうやって動いてもらったらいいのかという悩みが出てくるかもしれません。
いま、すでに部下がいて、こんちくしょーどうしてあいつは出来ないんだ!やる気がないんだバカ野郎!とか思ってる人。初めて部下をもって、どうしたら良いのかさっぱりわからないという人。
自分と相性が合う人とはうまくいくんだけど、どうも合わない部下がいるという人、
とにかくどんな方にもきっとタメになる本です。ぜひ。