子供に聞かれたら、どう答えますか？

「心ってどこにあるの？」
「おばけはどうして怖いの？」
「いじめられたらどうしたらいいの？」
「悪いことをしている大人は注意をしたらいいの？」
「好きな子がいるんだけど、どうしたらいいの？」

さぁ、何て答えましょう。
うーん、うーんっとね、と、考えちゃいますよね。

「知らない」とか「何でだろね」って言うのも簡単なんだけど、「それはこういう事なんじゃないかな」と答えられたら、「あなたはなんて思う？」っても聞けますね。そして、子供に　考える　という機会を与えることができます。
その答えが「ボクは分からん」とか「本に書いてるのと同じだと思う」とかだったとしても、そういう、「なんで？」の目を育てるのには良いんじゃないでしょうか。
大人になると、色んな当たり前が勝手にできます。でも、よく考えると　何故かなんて、考えたこともないような”当たり前”ってありますね。
「人はどうして人を殺すの？」とか。スッと答えられますか？そもそも考えたことありますか？

この本は小学校低学年向けなのですが、大人の私が読んでも、うーん、なるほどね、と考えさせられます。
なぜ？と疑問に思ったことがない事についても、何でだろうとか、この人はこう言ってるけど、私はこう思うな、とか考える機会になります。
小学校高学年以上の子供がいるなら、本をネタに、「ここにこんな質問が書いてあるんだけど、どう思う？」って話を向ける事もできます。

道徳の話も多いんだけど、説教臭くないから、子供もスッと読めるんでしょうね。

「こころのふしぎ　なぜ？どうして？」のシリーズは、こころの事だけじゃなくて、
写真に写ってる
「たのしい！科学のふしぎ　なぜ？どうして？」など、沢山種類があります。
科学のシリーズでは
「コアラはなぜのんびりしてるの？」
「なぜ人だけが服を着てるの？」
「テレビゲームで長い時間遊ぶとなぜ目に悪いの？」
「なぜ空気は吸ってもなくならないの？」
「宇宙人って本当にいるの？」
などなどが載ってます。こちらも、へーーー。が沢山です。

考えることが好きな方に。
子供が「なぜなぜ星人」でなんと答えたら良いか分からない方に。
大人でも楽しめる本です。