【伝わる・揺さぶる!文章を書く】 山田ズーニー
ほぼ日の連載で人気の山田ズーニーさん。
働いていた時に上司によく言われたコトが色々腹落ちした本でした。
(今頃かい、とf^_^;)
仕事をしていると、
何かを依頼する。謝罪する。伝える。連絡する。
など、誰かに何かを伝えるコトが山盛。
私が特に注意を受けたのが、感情的なメールを受け取った時や送った時。
ムキーーーーーー!!!となった時にメールを送ると、ccに入ってる自分の上司に
「で、相手に何をして欲しいの?コレコレ?」
と聞かれた。そして大抵、違う。。。
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この本を読むと、何かの文章を書くには、〈それを受け取った読み手にどうなって欲しいのか〉が必要。
感情的な時は特に、その、当たり前の基本がスーッポリ抜け落ちてるんですよね。
相手に、ヨシヨシと慰めて欲しいのか、誰かに抗議して欲しいのか、何かを決裁して欲しいのか、とりあえず話し合う会議を招集して欲しいのか、とかの、何をして欲しいのかを明確に自分の中に持ち、それが確実に伝わらないといけないんですよね。
それが、コレコレこんなコトがあって、もーとにかく私は困ってるっちゅーか、
ムカついてるんだよーバカヤロー、というのはよく伝わるという文章なもんだから、
その後の反応は私の思い通りになるはずもなく、余計にムカムカムカー!となる訳です。
その相手の反応が、返信がくる前に上司に言われた
「で、相手に何をして欲しいの?コレコレ?」の、コレコレにピッタリだったりする
もんだから、
うおーそうかー、私の文章が悪いのかー!くそー! と、よくなったのです。
同様に、感情的な文章を受け取った時も、単に、ムッカーーーーー!!と
怒りまくってる私の横で、相手が言いたいコトの論点に対しての返信を淡々とし、
あっけなく鎮火するのも何度も見ました。
何の為にこの文章を書くのか、を根っこにしっかり持っておかないといけないよ というコトを理解しました。文章を書くにあたっての考え方と、即実践で使えるコツが盛り沢山な本です。